スタッフコラム

lead_staff

[ 2018.02.16 掲載 / 2021.06.14 更新 ]

Z/Xスタッフによる制作コラムです。
様々な担当から制作にまつわるよもやま話をお伝えしてゆきます。

[ 2021.06.14 追記 ]
・封神指定及びエラッタに関する声明を掲載しました。

Z/X制作チームより皆様へ

封神指定及びエラッタのお知らせ(2021.6.14)

皆さん、こんにちは。

今回は新たに4枚のカードが 封神指定 に追加されます。
また、エラッタによるカードバランスの調整を行うカード2枚についても、同時にお知らせします。
この 封神指定 及びエラッタは 2021年6月24日(木) 00:00 から適用されます。

【封神指定】B32-003 / B32-106「艶やかなる妖狐 妲己」
艶やかなる妖狐 妲己
B32-003「艶やかなる妖狐 妲己」
艶やかなる妖狐 妲己
B32-106「艶やかなる妖狐 妲己」

Z/Xブースタパック 異界探訪編 「夢装<イデアライズ>」にて、複数種族を持つゼクスをテーマとして扱う カテゴリー の開発を決定した際、我々は複数種族のカードが登場することで恩恵を受ける「妲己」の強化もサブテーマに設け「艶やかなる妖狐 妲己」を開発しました。
このカードが登場してから1年以上が経過し、起動能力の条件を比較的速やかに達成するカードが複数登場したことで「艶やかなる妖狐 妲己」は安定した速度と勝率を持つデッキの中核となり、結果としてこのデッキより安定感がないと判断されてしまった数多くのデッキが選択され辛くなる状況を招いています。

我々はこのカードの存在がデッキ選択の多様性に問題を発生させており、封神指定を行うレベルに達したと判断し、今回の封神指定の追加を決定しました。

しかし、「妲己」に強い思い入れを抱くゼクス使いの皆様が多数いらっしゃることも、アンケート等を通して認識しております。我々は可能な限り早くカードパワーを調整し、エラッタをかけたうえで皆さんのお手元に戻したいと考えております。

【封神指定】B21-018「変幻の悪魔ザガン」
変幻の悪魔ザガン
B21-018「変幻の悪魔ザガン」

我々は 特定のカードを用いたループがゲームのバランスを損なう可能性がある と判断した場合、それらのカードへエラッタを適用して調整していますが、「変幻の悪魔ザガン」については現存するカードを用いてループを形成する可能性を持つほか、能力の方向性を問わず多数のカード開発をストップさせる要因にもなっています。
我々は、今後も魅力的なカードの開発を行っていくために、今回の封神指定の追加を決定しました。

【封神指定】P13-016 / G01-040「水遊びをするウェアジャガー」
水遊びをするウェアジャガー
P13-016「水遊びをするウェアジャガー」

2015年8月21日に発売されたVジャンプ 10月号の付録として登場した「水遊びをするウェアジャガー」は、登場から間もなく6年を迎えます。その6年間に登場したカードとの相乗効果により、自動能力の誘発条件を達成することは年々容易になっています。これは “別の領域からカードをリソースへ移動させる” 効果を持つ、特に緑に関連したカードの開発にストップを掛ける要因となっています。
我々は、今後も魅力的なカードの開発を行っていくために、今回の封神指定の追加を決定しました。

【封神指定】B03-100 / P20-011 / ZP01-030「リトルガーディアン」
リトルガーディアン
B03-100「リトルガーディアン」

「リトルガーディアン」は2017年1月1日に封神指定に追加され、2017年4月27日にエラッタにより封神解除されました。しかし、封神解除から4年経過し、 「リトルガーディアン」によってリブートされる“6枚のリソースで可能な行動”は年々増加しており、このカードを採用するデッキも比例して増え続けています。

“リソースをリブートする” 効果を持つカードは多数存在しますが、「リトルガーディアン」はリブートするために必要なコストが3とプレイが容易であること、B11-100「絶佳の風花」等と比較して条件がないこと、“チャージに置く” 効果をもつことから、類似した効果を持つカードと比べてカードパワーの上昇が著しかったため、今回の封神指定の追加を決定しました。

【エラッタ】B16-XXX / G01-007 / P15-038「統べて識る者ギルガメシュ」
統べて識る者ギルガメシュ
B16-XXX「統べて識る者ギルガメシュ」
   
修正前 自動【有効】スクエア【誘発】このカードがデュナミスから登場する。【効果】スクエアにある相手のゼクスを1枚選び、3000ダメージを与えてよい。
常在【有効】スクエア【効果】カードがトラッシュに置かれる際、トラッシュに置くかわりにゲームから除外する。
修正後 自動【有効】スクエア【誘発】このカードがデュナミスから登場する。【効果】スクエアにある相手のゼクスを1枚まで選び、3000ダメージを与える。
自動【有効】スクエア【誘発】カードがトラッシュに置かれる。【効果】そのカードを除外する。
修正理由 能力が分かりやすくなるよう調整を行いました。

「統べて識る者ギルガメシュ」の常在能力は、別の領域からカードがトラッシュに移動する際、トラッシュに置かれる代わりに移動しているカードを除外する 行為の置換 を行います。しかし、「統べて識る者ギルガメシュ」が登場して以降、エヴォルシードの誘発、一部[ディンギル]の自動能力の解決、起動能力のコストの支払いについて等、ルールのお問い合わせを多数頂いておりました。
また、昨今はトラッシュを利用する能力も増えていることから、我々はこの常在能力を 直感的に解決 できるようトラッシュを経由して移動する形に調整し、今回エラッタを適用しました。

【エラッタ】B15-089「倉庫を漁るチャービル」
倉庫を漁るチャービル
B15-089「倉庫を漁るチャービル」
   
修正前 起動〈チャージにあるカードを2枚トラッシュに置く。〉あなたのトラッシュにあるカードを1枚選び、リソースにスリープで置く。
修正後 起動【有効】スクエア【コスト】あなたのチャージを2枚トラッシュに置く。【効果】あなたのトラッシュから1枚選び、リソースにスリープで置く。ターン終了時まで、あなたは同名の能力をプレイできない。
修正理由 カードバランスの調整を行いました。

我々は「特定のカードを用いたループがゲームのバランスを損なう可能性がある」と判断した場合、それらのカードへエラッタを適用して調整しています。過去の例としては「『陽燦』の狩人タランチュラホーク」「創作料理人ノースポール」等が該当します。

新たにB15-089「倉庫を漁るチャービル」が 特定のカードを用いたループがゲームのバランスを損なう可能性がある と判断しましたので、今回エラッタを適用しました。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
今後とも、Z/Xをどうぞよろしくお願いします。

2021年6月14日(月)
株式会社ブロッコリー
Z/X制作チーム 一同

エラッタ
封神指定

封神指定及びエラッタのお知らせ(2020.12.07)

皆さん、こんにちは。

今回は新たに3枚のカードが「封神指定」に追加されます。 また、エラッタによるカードバランスの調整を行うカード1枚についても、同時にお知らせします。
この「封神指定」及びエラッタは 2020年12月17日(木) 00:00 から適用されます。

【封神指定】B11-099「バタフライドミネーション」
バタフライドミネーション
B11-099「バタフライドミネーション」

Z/Xブースター第11弾「神子達の戦場」にてB11-099「バタフライドミネーション」が登場し、間もなく6年が経過します。その6年間に登場したカードとの相乗効果により、「バタフライドミネーション」は“プレイヤーカード問わず容易にリソースを増やせるカード“として人気を集め、現在は緑を主軸とするデッキだけではなく、[オーバーブースト]を主軸とする多数のデッキでも採用されています。

しかし、緑を軸とするデッキ以外に多数採用されているこの状況は、開発当時に想定していたカードバランスから著しく逸脱しています。我々は「華麗なる巧手 百日紅」にエラッタを適用した直後からこのカードの挙動に注目していましたが、新システム「イデアドライブ」の実装をもってB11-099「バタフライドミネーション」が封神指定を行うレベルに達したと判断し、今回の封神指定の追加を決定しました。

【封神指定】E16-033 / E19-051「碧玉の大閃光アイヴィーウイング」
碧玉の大閃光アイヴィーウイング
E16-033 / E19-051「碧玉の大閃光アイヴィーウイング」

E16-033 / E19-051「碧玉の大閃光アイヴィーウイング」はデュナミスに種族に[ドラゴン]を含むカードを採用する必要がありますが、B11-099「バタフライドミネーション」と同じく“プレイヤーカード問わず容易にリソースを増やせるカード“として人気を集め、緑を主軸とするデッキだけではなく[オーバーブースト]を主軸とする多数のデッキでも採用されています。

「碧玉の大閃光アイヴィーウイング」は開発当時の想定していたカードバランスに収まっていますが、採用するデッキの数は我々の想定を超えており、結果として「デッキを構築する際に緑も採用することが前提になる」「デュナミスに[ドラゴン]の採用も前提になる」など、デッキとデュナミスの多様性を損なわせる要因になっています。過去、類似したケースとしてE07-055 / E16-048「緑竜の息吹」があり、我々は「碧玉の大閃光アイヴィーウイング」が封神指定を行うレベルに達したと判断し、今回の封神指定の追加を決定しました。

【封神指定】B27-054「福音獣人ウェアシロイルカ」
福音獣人ウェアシロイルカ
B27-054「福音獣人ウェアシロイルカ」

B27-054「福音獣人ウェアシロイルカ」は現状、多くの緑を軸とするデッキにおいて、スタートカードの採用率を独占しているほか、緑ではないカードを主軸としたデッキでも、少数の緑のカードとともにスタートカードとして採用されるケースが増加しています。

これはスタートカードの選択肢を大きく狭めており、同時に今後開発するすべてのスタートカードに対しても多大な影響を与えています。我々は、今後も魅力的なスタートカードの開発を行っていくために、今回の封神指定の追加を決定しました。

【エラッタ】B16-044 / ZP01-014「イヴィルベイン エミクス」
イヴィルベイン エミクス
B16-044/ZP01-014「イヴィルベイン エミクス」
   
修正前 常在ライフリカバリー(このカードがライフから登場する際、あなたのライフが相手のライフ以下ならば、1点回復する。)
ディンギルディンギルLv1(あなたのデュナミスに表向きの[ディンギル]が1枚以上あると有効。)常在有効スクエア効果◎のスクエアにあるすべてのあなたのゼクスは以下の能力を得る。“常在絶界(何人たりともこのカードをカードの効果で選ぶことはできない。)”
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修正後 常在ライフリカバリー(このカードがライフから登場する際、あなたのライフが相手のライフ以下ならば、1点回復する。)
ディンギルディンギルLv1(あなたのデュナミスに表向きの[ディンギル]が1枚以上あると有効。)常在有効スクエア効果◎のスクエアにあるすべてのあなたのゼクスは以下の能力を得る。“常在絶界(何人たりともこのカードをカードの効果で選ぶことはできない。)”
square_789
修正理由 カードバランスの調整を行いました。

B16-044/ZP01-014「イヴィルベイン エミクス」は白や[ディンギル]戦略を軸としたデッキの多くでライフリカバリーとして採用されています。しかし、「イヴィルベイン エミクス」が登場してから今日に至るまで、このカードが与える“常在絶界”の価値は上昇し続けており、昨今では白や[ディンギル]戦略を軸としないデッキであっても、ライフリカバリーとして選択されるケースが見られるようになりました。これは開発当時に想定していたカードバランスから逸脱しているほか、コントロール戦略向きの能力を持つカードすべての開発に影響を与えています。

我々は「イヴィルベイン エミクス」のカードバランスを開発当時に想定していたレベルに戻す必要があると判断し、今回エラッタを適用しました。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
今後とも、Z/Xをどうぞよろしくお願いします。

2020年12月07日(月)
株式会社ブロッコリー
Z/X制作チーム 一同

エラッタ
封神指定

エラッタのお知らせ(2020.05.18)

皆さん、こんにちは。

今回は新たに4枚のカードに「エラッタ」を施行します。
このエラッタは 2020年5月28日(木) 00:00 から適用されます。

B15-012「緋色の海鳥クリードガネット」
B21-109「ジャック・ベイカー」
B22-100「龍膽と千歳 従容の絆」
E11-011「螺旋の名乗りヘリカルフォート」

【エラッタ】B15-012「緋色の海鳥クリードガネット」
緋色の海鳥クリードガネット
B15-012「緋色の海鳥クリードガネット」
   
修正前 起動スリープ〉あなたのリソースに「軽快笛モーエ」がある場合、スクエアにあるあなたのゼクスを1枚選び、破壊する。破壊したならば、ノーマルスクエアにあるコスト5以下のゼクスを1枚選び、6000ダメージを与える。この能力はこのカードがリソースにある場合にしかプレイできない。
修正後 起動有効リソースコストスリープ効果あなたのリソースに「軽快笛モーエ」がある場合、スクエアにあるあなたのゼクスを1枚選び、破壊する。破壊したならば、ノーマルスクエアにある相手のコスト5以下のゼクスを1枚選び、6000ダメージを与える。ターン終了時まで、あなたは同名の能力をプレイできない。
修正理由 カードバランスの調整を行いました。このエラッタは 2020年5月28日(木) 00:00 より適用されます。

B15-012「緋色の海鳥クリードガネット」は1度の起動能力のプレイによって多くの効果を発揮しますが、特に自分のゼクスを複数枚破壊することが可能な点から様々なデッキに採用され続けています。しかし、我々はこのカードがリブートして複数回起動能力をプレイできる点を危惧しており、それは同時に「リソースをリブートさせる」カードの開発・調整にも多大な影響を与えています。我々は、今後の魅力的なカード開発を行うために今回エラッタを適用しました。

【エラッタ】B21-109「ジャック・ベイカー」
ジャック・ベイカー
B21-109「ジャック・ベイカー」
   
修正前 常在有効スクエア効果スクエアにあるすべての相手のカードのカード名を「家族」にし、あなたのデュナミスにある表向きの「エヴリン」1枚につき、このカードのパワーを+1000する。
自動有効スクエア誘発このカードが登場する。効果あなたのデュナミスに表向きの「エヴリン」がある場合、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、トラッシュに置いてよい。
修正後 常在有効自分ターンスクエア効果スクエアにあるすべての相手のカードのカード名を「家族」にし、あなたのデュナミスにある表向きの「エヴリン」1枚につき、このカードのパワーを+1000する。
自動有効スクエア誘発このカードが登場する。効果あなたのデュナミスに表向きの「エヴリン」がある場合、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚まで選び、トラッシュに置く。
修正理由 カードバランスの調整を行いました。このエラッタは 2020年5月28日(木) 00:00 より適用されます。

我々は近年、「エンジョイできるカードゲーム」をテーマに掲げ、“ゼクス使い初心者の皆様” や “Z/Xに復帰したゼクス使いの皆様” でもすぐにZ/Xを楽しめるよう、[種族]や「プレイヤー」、「カードの名称」に関連したカードの開発を積極的に行い、これらを集めることで分かりやすく手軽にデッキを構築して遊べる環境づくりを続けています。しかし、この環境に合わせて開発されたカードやデッキに強力に干渉する点が懸念されE02-038、E04-058「Aウィルスハザードのアクターレ」は封神指定されました。

そして、類似した能力を持つB21-109「ジャック・ベイカー」についても「Aウィルスハザードのアクターレ」と同様に、それらのカードやデッキに強力に干渉するケースが多く見られるようになったため、我々は今回エラッタを適用しました。

【エラッタ】B22-100「龍膽と千歳 従容の絆」
龍膽と千歳 従容の絆
B22-100「龍膽と千歳 従容の絆」
   
修正前 イベント効果スクエアにある[ホウライ]を1枚選び、ターン終了時まで、パワーを+2000する。
自動プレイヤー「千歳」有効リソース誘発このカードがリソースに置かれる。効果あなたのリソースに「就義の一閃 龍膽」がある場合、あなたのデッキの上から5枚公開し、その中にある[ホウライ]を2枚まで選び、手札に加える。公開した残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
修正後 イベント効果スクエアにある[ホウライ]を1枚選び、ターン終了時まで、パワーを+2000する。
自動プレイヤー千歳有効リソース誘発このカードがリソースに置かれる。効果あなたのリソースに「就義の一閃 龍膽」がある場合、あなたのデッキの上から3枚公開し、その中にある[ホウライ]を1枚まで選び、手札に加える。残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
修正理由 カードバランスの調整を行いました。このエラッタは 2020年5月28日(木) 00:00 より適用されます。

B22-100「龍膽と千歳 従容の絆」はデッキを理想的に動かすためのカードを1枚で安定して確保することが可能です。また、激しい手札消費と引き換えに強力な行動(ゼクスの大量展開や連続攻撃)を実行する際も、2枚の[ホウライ]を確保することでサポートします。

しかし、「龍膽と千歳 従容の絆」が登場してから2年以上が経過し、その間に多くの[ホウライ]が登場し続けたことで、このカードのパワーは年々上昇を続けていました。そして、イデアライズシステムの導入により「龍膽と千歳 従容の絆」は今後の[ホウライ]、特に「龍膽」に関連するカードの開発が困難になるほどのカードパワーを持つに至りました。我々は、今後も[ホウライ]や「龍膽」の更なるカード開発を続けていくため、今回エラッタを適用しました。

【エラッタ】E11-011「螺旋の名乗りヘリカルフォート」
ヘリカルフォート
E11-011「螺旋の名乗りヘリカルフォート」
   
修正前 常在スタートカード
起動プレイヤーユイ有効チャージコスト青1スクエアにあるあなたのゼクスを1枚破壊する。効果カードを1枚引く。あなたの手札にある、破壊したゼクスのコスト以下のコストの[ギアドラゴン]を1枚選び、リブートでゼクスのない◎のスクエアに登場させてよい。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、1ターンに1回しかプレイできない。
修正後 常在スタートカード
起動プレイヤーユイ有効自分ターン1チャージコスト青1スクエアにあるあなたの青のゼクスを1枚破壊する。効果カードを1枚引く。あなたの手札にある、破壊したゼクスのコスト以下のコストの[ギアドラゴン]を1枚まで選び、リブートでゼクスのない◎のスクエアに登場させる。
修正理由 カードバランスの調整を行いました。このエラッタは 2020年5月28日(木) 00:00 より適用されます。

E11-011「螺旋の名乗りヘリカルフォート」の起動能力のコストは色を指定せず、どんなゼクスも破壊することが可能です。しかし、イデアライズシステム開発当初より、このコスト条件の自由度の高さは多くのイデアライズとの組み合わせが可能であり、それに伴い「ユイ」専用のイデアライズの開発が不可能になるほど多大な影響を与えていました。我々は「螺旋の名乗りヘリカルフォート」の封神指定やエラッタ、「ユイ」専用のイデアライズを開発しない可能性も含めて様々な協議を重ね、今回エラッタを適用しました。

また、エラッタを適用したバージョンの「螺旋の名乗りヘリカルフォート」は、EXパック 第21弾「もえ♡ドラ」に再録カードとして収録されます。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
今後とも、Z/Xをどうぞよろしくお願いします。

2020年5月18日(月)
株式会社ブロッコリー
Z/X制作チーム 一同

エラッタ

封神指定のお知らせ(2020.02.10)

皆さん、こんにちは。

今回は新たに2枚のカードが「封神指定」に追加されます。 また、エラッタによるカードバランスの調整を行うカード3枚と、 エラッタにより「封神解除」されるカード3枚についても、同時にお知らせします。 この「封神指定」及び各エラッタと「封神解除」は 2020年2月27日(木) 00:00 から適用されます。

【封神指定】B07-057「猫は喜び庭駆け回る」
猫は喜び庭駆け回る
B07-057「猫は喜び庭駆け回る」

2016年10月、我々はB08-050「ベテラン警部キムリック」とP05-009「マッサージするトラ」の2枚を「一方的なゲーム展開が可能であるカードであり、Z/Xの目指す健全な対戦環境に沿わないものである」と判断し、封神指定を行いました。当時、我々はB07-057「猫は喜び庭駆け回る」も封神指定に含むか検討していましたが “ゼクスではない” ことから先述した2枚と比べて危険度は低いと判断し、封神指定へ追加しませんでした。

それから3年以上が経過した現在、Z/Xは様々なカードが追加され、組み合わせ次第でB07-057「猫は喜び庭駆け回る」は一方的なゲーム展開が可能であるカードになりました。我々はB07-057「猫は喜び庭駆け回る」が当時のB08-050「ベテラン警部キムリック」とP05-009「マッサージするトラ」に近い危険度である現状と、Z/Xが目指す「エンジョイできるカードゲーム」としての環境に沿わないものであると判断し、今回の封神指定の追加を決定しました。

【封神指定】B24-009「疾走する本能コバルトモノニクス」
コバルトモノニクス
B24-009「疾走する本能コバルトモノニクス」

B24-009「疾走する本能コバルトモノニクス」は起動能力のプレイ回数に制限がなく、コストによって[ギガンティック]をトラッシュに置くことが何度でもできます。また、[ギガンティック]を手札に戻す効果は特に強力であり、ギガンティックデッキの主軸として猛威を振るっています。

しかし、登場してから2年が経過し “起動能力の制限がないこと” や “[ギガンティック]を比較的簡単に手札に戻せる効果” は[ギガンティック]の開発に多大な影響を及ぼすようになりました。さらに、我々は種族[ギガンティック]について新たな展開を計画していますが、B24-009「疾走する本能コバルトモノニクス」はそれらの開発にも大きくストップを掛けています。

我々は今後も魅力的な[ギガンティック]の開発を行っていくために、今回の封神指定の追加を決定しました。

【エラッタ】B11-085「華麗なる巧手 百日紅」

カードバランスの調整を行います。

華麗なる巧手 百日紅
B11-085「華麗なる巧手 百日紅」
   
修正前 自動エヴォルシード(このカードがデッキからトラッシュに置かれた時、以下の効果を解決する。)あなたのデッキの上から2枚のカードをリソースにリブートで置いてよい。2枚置いたならば、あなたのリソースにあるカードを2枚選び、トラッシュに置く。
修正後 自動エヴォルシード(このカードがデッキからトラッシュに置かれた時、以下の効果を解決する。)あなたのデッキの上から2枚のカードをリソースにスリープで置いてよい。2枚置いたならば、あなたのリソースにあるカードを2枚選び、トラッシュに置き、あなたのターンのイグニッションフェイズの場合、あなたのリソースにあるカードを2枚選び、リブートする。
修正理由 カードバランスの調整を行いました。

Z/Xブースター第11弾「神子達の戦場」にてB11-085「華麗なる巧手 百日紅」が登場し、ちょうど5年が経過しました。その5年間に登場したカードとの相乗効果により、このカードは開発当時に想定していたカードバランスから著しく逸脱しています。特に、開発当時と比較して “リソース2枚で可能な行動が増加” したことは、エラッタを適用する大きな理由となりました。

我々はカードバランスを適正なレベルに戻すため、今回エラッタを適用しました。

【エラッタ】B17-096「『陽燦』の狩人タランチュラホーク」
【エラッタ】B21-094「創作料理人ノースポール」

カードバランスの調整を行います。

タランチュラホーク
B17-096「『陽燦』の狩人タランチュラホーク」
   
修正前 ディンギルシャマシュLv2(あなたのデュナミスに表向きの[シャマシュ]が2枚以上あると有効。)自動【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】ノーマルスクエアにあるゼクスを好きな枚数選び、リソースにスリープで置く。
修正後 ディンギルシャマシュLv2(あなたのデュナミスに表向きの[シャマシュ]が2枚以上あると有効。)自動【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを好きな枚数選び、リソースにスリープで置く。
修正理由 カードバランスの調整を行いました。
ノースポール
B21-094「創作料理人ノースポール」
   
修正前 ディンギルディンギルLv1(あなたのデュナミスに表向きの[ディンギル]が1枚以上あると有効。)起動【有効】スクエア【コスト】スリープ【効果】このカード以外のスクエアにあるあなたのゼクスを1枚選び、リソースにスリープで置く。置いたならば、あなたのリソースにあるリソースに置いたゼクスのコストの値以下のコストのゼクスを1枚選び、スリープでリソースに置いたゼクスがあったゼクスのないスクエアに登場させる。
修正後 ディンギルディンギルLv1(あなたのデュナミスに表向きの[ディンギル]が1枚以上あると有効。)起動【有効】スクエア【コスト】スリープ【効果】このカード以外のスクエアにあるあなたのゼクスを1枚選び、リソースにスリープで置く。置いたならば、あなたのリソースにあるリソースに置いたゼクスのコストの値以下のコストのゼクスを1枚選び、スリープでリソースに置いたゼクスがあったゼクスのないスクエアに登場させる。ターン終了時まで、あなたは「創作料理人ノースポール」の能力をプレイできない。
修正理由 カードバランスの調整を行いました。

我々は「特定のカードを用いたループがゲームのバランスを損なう可能性がある」と判断した場合、それらのカードへエラッタを適用して調整しています。過去の例としては「精神の魔人アニムス」「静樹の上忍 弟切草」「七大罪 憤怒の魔人イラ」等が該当します。

新たにB17-096「『陽燦』の狩人タランチュラホーク」とB21-094「創作料理人ノースポール」が「特定のカードを用いたループがゲームのバランスを損なう可能性がある」と判断しましたので、今回エラッタを適用しました。

【エラッタ・封神解除】B04-090「獣人ウェアウルスス」
【エラッタ・封神解除】B17-074「『悪疾』の伝道者プレェグ」
【エラッタ・封神解除】E07-027「竜水の守護者オーラゲンブ」

カードバランスの調整を行い、封神解除します。

ウェアウルスス
B04-090「獣人ウェアウルスス」
   
修正前 自動このカードがリソースに置かれた時、あなたのリソースに「兵器職人スパークランチャー」があるならば、あなたの手札にあるカードを1枚選び、リソースにリブートに置いてよい。置いたならば、あなたのリソースにあるカードを1枚選び、手札に戻す。
修正後 自動【有効】リソース【誘発】このカードがリソースに置かれる。【効果】あなたのリソースに「兵器職人スパークランチャー」があるならば、あなたの手札にあるカードを1枚選び、リソースにスリープで置いてよい。置いたならば、あなたのリソースにあるカードを1枚選び、手札に戻す。
修正理由 カードバランスの調整を行い、2020年2月27日に【封神指定解除】されます。
プレェグ
B17-074「『悪疾』の伝道者プレェグ」
   
修正前 ディンギルアッハーズLv1(あなたのデュナミスに表向きの[アッハーズ]が1枚以上あると有効。)自動【有効】手札とトラッシュ【誘発】このカードがトラッシュから手札に戻る。【効果】あなたのトラッシュにあるコスト3以下のゼクスを1枚選び、スリープでゼクスのない◎のスクエアに登場させてよい。
修正後 ディンギルアッハーズLv1(あなたのデュナミスに表向きの[アッハーズ]が1枚以上あると有効。)自動【有効】手札【誘発】このカードがトラッシュから手札に戻る。【効果】あなたのトラッシュにあるコスト3以下のゼクスを1枚まで選び、スリープでゼクスのない◎のスクエアに登場させる。ターン終了時まで、あなたは「『悪疾』の伝道者プレェグ」の能力をプレイできない。
修正理由 カードバランスの調整を行い、2020年2月27日に【封神指定解除】されます。
オーラゲンブ
E07-027「竜水の守護者オーラゲンブ」
   
修正前 常在スタートカード
ウェイカードラゴンLv1(あなたのデュナミスに表向きの種族に[ドラゴン]を含むカードが1枚以上あると有効。)起動【有効】チャージ【コスト】無0【効果】このターンの間にあなたの[エンジェリックドラゴン]が登場していた場合、このカード以外のあなたのチャージにあるコスト3以下のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。
修正後 常在スタートカード
ウェイカードラゴンLv1(あなたのデュナミスに表向きの種族に[ドラゴン]を含むカードが1枚以上あると有効。)起動【有効】チャージ【コスト】無0【効果】このターンの間にあなたの[エンジェリックドラゴン]が登場していた場合、このカード以外のあなたのチャージにあるコスト3以下のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。ターン終了時まで、あなたは「竜水の守護者オーラゲンブ」の能力をプレイできない。
修正理由 カードバランスの調整を行い、2020年2月27日に【封神指定解除】されます。

上記3枚はカードバランスの調整を行い、2020年2月27日に【封神指定解除】されます。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
今後とも、Z/Xをどうぞよろしくお願いします。

2020年2月10日(月)
株式会社ブロッコリー
Z/X制作チーム 一同

エラッタ
封神指定

封神指定のお知らせ(2019.08.08)

皆さん、こんにちは。

今回は新たに2枚のカードが「封神指定」に追加されます。
この「封神指定」は2019年8月29日(木) 00:00から適用されます。

B02-103 / P02-003「壮麗な苦無 牡丹」
B04-102 / P04-002 / P16-018「オリジナルXIII Type.I “A-Z”」
牡丹
牡丹
A-Z
A-Z

A-Z

現在、B02-103 / P02-003「壮麗な苦無 牡丹」ならびにB04-102 / P04-002 / P16-018「オリジナルXIII Type.I “A-Z”」は猛威を振るっているわけではなく、ゲームのバランスを著しく乱すカードでもありません。

しかし、「壮麗な苦無 牡丹」と「オリジナルXIII Type.I “A-Z”」が登場してから6年以上が経過し、これらのカードが持つ能力を発揮する条件は比較的容易に達成できるようになりました。

多くのZ/XR(ゼクスレア)は「そのカードのためにデッキの構築内容を特化させる」(Z/XR専用デッキの構築)ことで、皆様に様々なデッキ構築を楽しんでもらうことを目的にデザインされています。しかし、年月の経過によって条件の達成が容易になり「デッキ構築を特化させることなく能力を発揮する」状況が多く見られるようになった場合、それらのカードは一度「封神指定」へ追加した後、カードパワーの調整を行った上で、エラッタによる封神指定からの解除を行っています。過去、類似したケースとしてB03-103 / P03-003 / P16-021「気高い女王ローリエ」があり、このカードは封神指定された後、2019年5月30日にエラッタによって封神解除されました。

また、「壮麗な苦無 牡丹」は色を変更するカードや、複数の色を追加するシフトカードの開発に影響を与える要因となっており、「オリジナルXIII Type.I “A-Z”」は[バトルドレス]に関連するカードや、手札の枚数を増減させるカードの開発に大きくストップを掛けていることも事実です。

我々は今後も魅力的なカードの開発を続けるため、今回の封神指定への追加を決定しました。

しかし、「壮麗な苦無 牡丹」と「オリジナルXIII Type.I “A-Z”」に強い思い入れを抱くゼクス使いの皆様が多数いらっしゃることも、アンケートやイベント等を通して認識しております。我々は可能な限り早くこの2枚のカードパワーを調整し、エラッタをかけたうえで2019年末頃には皆さんのお手元に戻したいと考えております。ご理解いただけます様よろしくお願いいたします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
今後とも、Z/Xをどうぞよろしくお願いします。

2019年8月8日(木)
株式会社ブロッコリー
Z/X制作チーム 一同

封神指定

デュナミスの構築ルール変更について(2019.04.04)

皆様、こんにちは。
Z/X制作チームです。

本日は皆様に「デュナミスの構築ルールの変更」についてお知らせします。
2019年4月25日(木) の 00:00 よりデュナミスに入れることのできるカードの枚数が “2枚” 増えます。

詳しい変更内容は下記の通りです。

▶ 変更前

・デュナミスの枚数(合計14枚)
 ・ゼクス エクストラとシフト:10枚まで
 ・ゼクス オーバーブーストの上部:4枚まで

▶ 変更後

・デュナミスの枚数(合計16枚
 ・ゼクス エクストラとシフト:12枚まで
 ・ゼクス オーバーブーストの上部:4枚まで

※この「デュナミスの構築ルールの変更」は2019年4月25日(木) の 00:00 から適用されます。
※デュナミスに入れることができる「ゼクス オーバーブーストの上部」の枚数に変更はありません。

この変更はデュナミスの構築だけでなく、デッキ構築全体の自由度も広げることで、Z/Xをさらにエンジョイさせてくれる変更になります。
今回の変更に至った経緯につきましてもまとめさせて頂きましたので、合わせてこちらもご覧ください。

現在のデュナミス構築ルールについて

現在の総合ルールでは、デュナミス構築は下記の通りです。

401.8a デュナミスのカードの枚数は 14 枚までです。ゼクス エクストラとシフトを合わせて 10 枚まで、ゼクス オーバーブーストの上部を 4 枚まで入れることができます。デュナミスを使用しないこともできます。

皆様も、このルールをもとにデュナミスを構築されているかと思います。

しかし、このルールですと「シフト」をデュナミスに採用した時点で、B18-036「究極司令官メガマイトネリウム」のウェイカーLv10は達成できないことが確定してしまい、メガマイトネリウムは老兵のままドックで電源OFFが確定してしまいます。

メガマイトネリウム
老兵はただ朽ちるのみ…?

そう、現在の構築ルールであれば…。

変更後のデュナミス構築ルールについて

今回のルール変更により、総合ルールは下記の形となります。

401.8a デュナミスのカードの枚数は 16 枚までです。ゼクス エクストラとシフトを合わせて 12 枚まで、ゼクス オーバーブーストの上部を 4 枚まで入れることができます。デュナミスを使用しないこともできます。

これにより2019年4月25日(木) の 00:00 から「ゼクス エクストラ」と「シフト」は “12枚” までデュナミスに入れられるようになります。

この変更は、[ディンギル]の登場から2年以上が経過した現在において、[ウェイカー]や「シフト」など「デュナミス」を構築する要素が年月と共に増加し、採用するカードの選択肢が増えたことで「デュナミス」の構築難易度が上昇したことが主な理由となります。
“デュナミスの構築難易度の上昇” は、50枚のデッキにおける「○○Lv能力」の採用枚数にも大きな影響を与えるため、この問題はそのまま “デッキ構築難易度の上昇” にも直結していました。
これらの構築難易度の上昇は “これからZ/Xを遊ぼうとしてくれている皆様” および “Z/Xを遊んでくださっている皆様” が興味を持ったカードや自分の好きなキャラクターを見つけ、そのカードでデッキ構築にチャレンジする際に障害となるほか、スタートダッシュデッキ等を購入して改造する際にも問題となります。
こちらに関しては、以前よりZ/Xを遊んでくださっている皆様からも「デュナミスの10枚制限が窮屈だ」というお声を多数頂いておりました。

我々はこれらの問題について長らく検討と議論を重ねた末に、この変更がデュナミスとデッキの構築自由度を大きく広げるものであると結論付け、今回のルール変更を決定しました。

デュナミス構築ルール変更によって得られるもの

今回の変更は様々なデッキに少なからず影響を与えます。
例えばB20-109「八宝美神 春風の姫ペクティリス」やB21-110「エヴリン」を主軸にしたデッキにとっては、今回の変更は朗報となるでしょう。

ペクティリス
プ、プロデューサー! デュナミスがギリギリですっ!

これらのカードはデュナミスに4枚採用するケースが多く、その場合「○○Lv能力」のために入れる[ウェイカー]や[ディンギル]の採用枚数は繊細なバランスが要求されていました。
しかし、今回の変更によりデッキ構築自由度は広がり、様々なカードの組み合わせが可能となります。

また「ペクティリス」については「EXパック 第15弾 ゼクス ドリームホロパック ゼク・ドリ」で新たなカードも登場します。今回の変更と合わせて「ペクティリス」プロデューサー皆様の更なるエンジョイに繋がれば幸いです。

ペクティリス
SHiFT結成!

もう少し詳細な例として、変更後のデュナミス構築例を記載します。
これは、冒頭で紹介した “老兵” のためのものです。

・ゼクス オーバーブーストの上部:4枚
・シフト:1枚
・ゼクス エクストラ:11枚([ウェイカー]10枚、[ディンギル]1枚)

デュナミス

このデュナミスであればB18-036「究極司令官メガマイトネリウム」をデッキに採用しながら、「シフト」や[ディンギル]のプレイが可能となります。
B18-036「究極司令官メガマイトネリウム」デッキがプレイヤーカードに「戦斗怜亜」を選択してシフトをプレイできるようになり、ディンギルもプレイできる… そう! デュナミスのルール変更は新たなデッキタイプの誕生にも繋がるのです!

また、「シフト」を中核とする戦略を持つ新種族[ク・リト]はデュナミスに多くの「シフト」を採用します。今回の変更によって上限が12枚に増えることで、満遍なくシフトを採用できるうえに[ディンギル]や[ウェイカー]を使った戦略も組み合わせやすくなります。

ショゴズ
(…きこえますか…ク・リトデッキの使い手たち…シフトは3枚入れるのです…)

「なんでもLv12」の魔法使い

今回の変更に加え、このカードの登場によりデュナミスの構築はさらに奥深いものとなります。

キングX
時計の針を一周させれば「究極魔法」を披露してくれる。

簡単に言えば「なんでもLv1」につきパワーが上昇し、「なんでもLv12」で究極魔法が発動するカードです。最大パワーは17000(Z/X EXが12枚+Z/X OBが4枚表向きの場合)となり、覇神に迫る力を持った [メタルフォートレス]が誕生します!
このカードでデッキを構築する場合B18-036「究極司令官メガマイトネリウム」も採用できそうですね。

最後に

デュナミスのルール変更に伴う説明は以上となります。

我々はZ/Xが長く継続できるよう今後も尽力していきます。そのなかで、今回のようにルールに大きな変化が訪れるときもあります。
しかし、それはZ/Xにとって必要な変化であり、同時に皆様へより多くの「エンジョイ」をもたらすための変化だと信じています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
今後とも、Z/Xをどうぞよろしくお願いします。

2019年4月4日(木)
株式会社ブロッコリー
Z/X制作チーム 一同

封神指定のお知らせ(2019.02.12)

皆さん、こんにちは。

今回は新たに1枚のカードが「封神指定」に追加されます。
この「封神指定」は2019年2月21日(木) 00:00 から適用されます。

E02-038 / E04-058「Aウィルスハザードのアクターレ」
アクターレ
アクターレ

現在、E02-038、E04-058「Aウィルスハザードのアクターレ」は猛威を振るっているわけではなく、ゲームのバランスを著しく乱すカードでもありません。

しかし、スクエアとリソースとチャージとトラッシュにあるすべてのカードのカード名を「アクターレ」に、種族を[アクターレ]に変更する「Aウィルスハザードのアクターレ」の能力は、「カード名を指定して能力の使用回数を制限すること」を無効化してしまうため、長期間にわたってゼクスの能力の開発に大きくブレーキを掛ける要因となっています。

また、近年は「エンジョイ!」をテーマに掲げ、“ゼクス使い初心者の皆様” や “Z/Xに復帰したゼクス使いの皆様” でもすぐにZ/Xを楽しめるよう、[種族]や「プレイヤー」、「カードの名称」に関連したカードの開発を積極的に行い、これらを集めることで分かりやすく手軽にデッキを構築して遊べる環境づくりを行っています。しかし、「Aウィルスハザードのアクターレ」はこれらのデッキに強力に干渉してしまうことも、大きな懸念材料となっていました。

Z/Xにおいて類稀な能力を持ち、様々な局面で活躍し続けた「Aウィルスハザードのアクターレ」は “Z/Xの歴史を語る” 上では欠かせない1枚です。しかし、この1枚のカードによって多くのカードが開発できずにいることも事実です。

今後も魅力的なカードの開発を続けるため、そして様々なデッキの可能性を広げていくために今回封神指定への追加が決定しました。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
今後とも、Z/Xをどうぞよろしくお願いします。

2019年2月12日(火)
株式会社ブロッコリー
Z/X制作チーム 一同

封神指定

エラッタのお知らせ(2018.05.31)

皆さん、こんにちは。

今回は新たに4枚のカードに「エラッタ」を施行します。
このエラッタは2018年6月8日(金) 00:00から適用されます。

B06-077「七大罪 憤怒の魔人イラ」
B15-029「フラッシュソーサー アスケラ」
B14-103 / P14-003「暗黒騎士アルパマーヨ」
P15-037「八宝美神フリージア」

B06-077「七大罪 憤怒の魔人イラ」,B15-029「フラッシュソーサー アスケラ」
イラ
アスケラ

この2種類のカードは現在、相手のゼクスにその能力を使うことはあまりなく、多くの場合において自分のゼクスに対して用いて、いわゆる「無限コンボ」を発生させるために使用されています。
我々はあまりに容易に発生させることができる「無限コンボ」は無くすように調整を続けておりますが、この2種類のカードが存在することで、今後制作されるたくさんのカードの開発に制限がかかる状態となっておりました。

そのため、今後もっと魅力的なカードを制作するために今回エラッタを適用しました。

B14-103 / P14-003「暗黒騎士アルパマーヨ」
アルパマーヨ
アルパマーヨ

現状では「暗黒騎士アルパマーヨ」はゲームのバランスを著しく乱すカードではありません。
しかし、相手のターンにゼクスを登場させることが出来る「暗黒騎士アルパマーヨ」の能力が現在「スクエアに登場したとき効果を発揮するゼクス」の開発に一部制限を掛ける要因になっていました。

また、我々は「アルパマーヨ」が暗黒騎士から解放されたことをきっかけに、彼女に対して様々な強化案を計画しました。
「明日に輝く絆」以降も新たな「アルパマーヨ」を開発する計画です。

しかし、現状の効果のままでは新たな「アルパマーヨ」達がゲームのバランスを著しく乱すカードになることが避けられず、開発を進めることができませんでした。
我々は、新たな「アルパマーヨ」の可能性を広げるために今回のエラッタを適用しました。

P15-037「八宝美神フリージア」

フリージア

現在、このカードはリーファーデッキの主軸として猛威を振るっています。
それは重大な懸念事項ではありますが、今回このカードにエラッタを適用する最大の理由は別にあります。
それは、このカードの存在により種族[リーファー]、特に「桜街家」「ユーディ」「紗那」といったカードの開発に多大な制限がかかることです。

すでに「明日に輝く絆」に収録される「紗那」のオーバーブーストや、それらと連動するカードを開発しはじめた時点で影響があったため、我々は「八宝美神フリージア」を封神指定かエラッタを適用することに決定し、本日まで調整を行ってきました。

結果として、我々は魅力的な種族[リーファー]や騒がしくも頼もしい「桜街家」の面々をカードとして開発していくために、封神指定ではなく今回のエラッタを適用することを選択しました。

2018年5月31日(木)
株式会社ブロッコリー
Z/X制作チーム 一同

エラッタ

【AF企画】散歩は好きか? (2018.04.01)

(注:日本語に翻訳してお伝えします)
(注:当記事はエイプリルフールのジョークニュースです)

メジェド様1

我が名はメジェド。

わずかな奇跡を起こせる程度の、どこにでもいる神。
其れ以外に取り立てて語る話はない。

目からビームを発射するだろう、だと?
どこで聞いたのやら。

いかにも。
我が破壊光線には街ひとつを吹き飛ばす威力がある。

だが、安心するが良い。力なき者よ。闇雲に破壊の力を行使したりはせぬ。
ディンギルと呼ばれし猛々しくも傲岸不遜な神々とは異なり、我は温厚なり。
人類に対しても寛容である。

アライ「メジェド様、お茶をお持ちしました」

……死せよッ!

メジェド様2

さて、此度、我が降臨したのはほかでもない。

なるほどナスという者がいる。
Z/X開発スタッフのひとりだ。

奴は以前、直属の上司であるイグニッション久保田へ挑んだ。
だが、Z/Xプロデューサーの立場を利用するIG久保田は「ヘルシュート」など卑劣な戦術を用い、なるナスを惨殺。
どうやら、テストプレイという名の遊戯だったらしい。

酷なことをする。
慈悲はないのか。

アライ「め、メジェド様……。お茶がお口に合わないようでしたので、練馬特産ブロッコリーのバーニャカウダを――」

メジェド様3

我が飲食物を摂取できないことは一目瞭然であろう。
無礼者めが。

ヘルシュートから2年。

エジプトまで渡航し、新たな力を得んと我を訪問したIG久保田から聞いた話だ。
死の淵から復活を遂げたなるナスは、いまやZ/Xディレクター。Dナスとなった。
IG久保田の寝首をかこうと静かな炎を燃やしているという。

我は神。
我が双眸に敬虔なるIG久保田は可愛く映る。

我は神。
多少なりとも内に悪戯心を抱く。

もし、我がDナスに手を貸せば、どうなる?
必ずや下克上が実現するであろう。

刮目して見よ。
自ら考案せし新システム「メジェド様のお散歩」により、驕れるIG久保田が打ち負かされる瞬間を!

愚か者の末路か……。
我を信じぬからああなる。必然にして必至。
哀れなり。

メジェド様4

悲しみの涙がこぼれ落ちるなど、いつぶりか。
見れば、我が破壊光線の洗礼を受け、地上は焼け野原ではないか。

おまえは生きているか?
……返事がないな。

我は行く。
生命がまだあるなら、我への信心を忘れぬようにな。

メジェド様5

封神指定のお知らせ(2018.02.16)

皆さん、こんにちは。

Z/Xでは2月6日(火) の展開発表会にてお知らせしましたとおり、今後「封神指定」及び「封神解除」を随時皆さんへお知らせ致します。
今回は新たに4枚のカードが「封神指定」に追加されます。

B12-038「勇者巨神ダームスタチウム」
E07-027「竜水の守護者オーラゲンブ」
E07-055「緑竜の息吹」
CP02-002「まだ見ぬ明日へ」

B12-038「勇者巨神ダームスタチウム」

ダームスタチウム

このカードは現在、「B21-030 アンバウンドソード アルダナブ」や「B19-010 投剣職人フンガムンガ」と組み合わせることで半永久的な攻撃が可能です。

「ゼクスを登場させる能力を持つゼクス」の開発に制限を掛ける要因にもなっていましたので、封神指定への追加が決定しました。

E07-027「竜水の守護者オーラゲンブ」

オーラゲンブ

このカードとB18-044「扇動するトイガー」、それにC18-005「滅天竜ラストゼオレム」(B03-077「滅獄竜デスティニーベイン」)を組み合わせることで、手札の枚数だけE07-027「竜水の守護者オーラゲンブ」とB18-044「扇動するトイガー」が攻撃できるようになります。ただし、このコンボを使用するには[エンジェリックドラゴン]を事前に登場させる必要があり、現段階ではそこまで脅威ではありません。

しかしながら、このカードがあることで[エンジェリックドラゴン]の今後の開発に大きな制限が掛かること(例えば、イグニッションアイコンを持つ[エンジェリックドラゴン]が作れなくなる可能性があります)が想定されるため、より魅力的な[エンジェリックドラゴン]や「白の竜の巫女ニノ」専用カードの開発を行うため、封神指定への追加が決定しました。

E07-055「緑竜の息吹」

緑竜の息吹

このカードは手軽に手札を補充するカードとして愛されており、「様々なデッキタイプを成立させる立役者」でもありました。そのため、強力なカードではあるものの、封神指定はされておりませんでした。

しかし、同時に「デュナミスに[ドラゴン]が採用されやすくなる」「デッキを構築する際に緑が基準になってしまう」など「デュナミス」を用いたデッキの多様性を損なう側面も持っており、それにより誓約舞装編から導入される要素が軽視されてしまう恐れがありました。

また最近は「特定のパーツを組み合わせて勝利を目指す」デッキへの採用が増え(例としてB13-103「終末天使サンダルフォン」を用いたデッキ)、その結果として「対戦する」ゲームではなく、「特定のカードを揃える」ゲームになってしまう光景が多く見られるようになりました。我々が目指すZ/Xは「対戦する」ゲームであるため、今回封神指定への追加が決定しました。

CP02-002「まだ見ぬ明日へ」

まだ見ぬ明日へ

このカードは、本来「アルモタヘルデッキで[ウェイカー]Lv3を早めに達成させる」ために作られたカードでした。しかし、一気にLvを上げられる点がE07-055「緑竜の息吹」と共に評価され「アルモタヘルデッキ」以外にも「様々なデッキタイプを成立させる立役者」になりました。

このカードにより「アルモタヘルデッキ」が強化され、同時に「様々なデッキタイプ」が生まれることは好ましいことではありますが、このカードはプレイヤーカード「上柚木八千代」を指定しています。その結果、デッキを組む際に「上柚木八千代」ありきで組まれることが多くなってしまいました。

プレイヤーカードの選択肢を著しく狭めるカードが環境で多く使われる場合、今後作られる新たなプレイヤーカードを指定したカード達の活躍する機会が失われること(今回はオーバーブーストシステムの実装も控えています)や、環境の固定化を招く恐れもあり、今回封神指定への追加が決定しました。

過去には「獅子島七尾」を指定したカードであるB14-028「暴虐紫怨剣マスプロトロン」が同様の理由で封神指定となっておりますが、今回のCP02-002「まだ見ぬ明日へ」についても、「上柚木八千代」と「アルモタヘル」デッキと密接な関係を持つカードです。我々はこのカードを失うことで「アルモタヘル」デッキは大きな影響を受け、アルモタヘルや八千代と共に戦う皆さんのデッキが十分に機能しないことは望ましくないと考えており、CP02-002「まだ見ぬ明日へ」については可能な限り早く調整を行いエラッタをかけたうえで皆さんのお手元に戻したいと考えています。

Z/X制作チームより、皆様にお伝えしたいこと

Z/Xは今年で7年目を迎えます。
我々は、Z/Xが「カードやキャラクターに思い入れを持って、楽しく遊べるカードゲーム」であることを望んでいます。
そのため、過去のカードに再び力を与える「リビルドカード」や、過去のカードを活躍させることを目的としたカードの開発を行っています。

しかし、使用できるカードプールが広くなれば広くなるほどカードのテストは難しくなります。
我々は十分なテストの時間を設けてカードを開発していますが、今回のように「封神指定」へ追加せざるを得ないカードが発生することもあります。
「封神指定」にカードが追加されるのを減らす方法として、「期間が経過したカードを使えないようにする」ローテーション制度を導入し、カードプールの種類数を抑えることでテストの負担を減らし「封神指定」になるようなカードが発生し辛い状態を作ることはできます。

しかし、それは「思い入れのあるカードやキャラクターが使えなくなる」可能性があることを意味します。
我々は先述しました通り、Z/Xが「カードやキャラクターに思い入れを持って、楽しく遊べるカードゲーム」であることを望んでおります。
そのため、これからもこのようなローテーション制度を導入せず「封神指定」と「封神解除」で環境のバランスを調整していきたいと考えています。

今後も我々は「カードやキャラクターに思い入れを持って、楽しく遊べるカードゲーム」を目指して制作を行って参りますが、先述したような理由から皆さんへ「封神指定の追加」をお知らせし、ときには皆さんのお気に入りのカードが「封神指定」されてしまうこともあるかもしれません。
ですが、そういった場合でも我々は可能な限り「封神解除」できる様に調整を行い、皆さんのお手元にカードが戻るように努めて参りますので、ご理解いただけます様よろしくお願いいたします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
今後とも、Z/Xをどうぞよろしくお願いします。

2018年2月16日(金)
株式会社ブロッコリー
Z/X制作チーム 一同

封神指定

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